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日本語
2020.06.12

第10回「体験版のフィードバックについて」

皆様こんにちは。「ブリガンダイン ルーナジア戦記」プロデューサーの五十嵐です。
4月30日に配信した体験版ですが非常に多くの方に遊んでいただきました。
今回は体験版を遊んでくださった皆様からのフィードバックや、開発チームからの回答などをお伝えしたいと思います。


まずは、体験版を遊んでくださった全ての方々にお礼申し上げます。
無料であってもダウンロードやプレイすること自体に皆様のお時間を使っていただき、
様々な感想やご意見といった貴重なフィードバックをいただきました。ありがとうございます。


それでは、皆様からの感想やご意見について、ひとつずつご紹介とメッセージを書きます。




■楽しかった!/楽しくなかった!


本作のようなゲームジャンル・ゲームシステムは比較的好みが分かれると想定していましたが、
多くの方にご好評を頂くことができました。
遊んでいただくとおわかりになると思いますが、最近はあまり多くない「国取りシミュレーション」であり、
6つの勢力が存在するサンドボックス型の世界、ゲーム開始からとても自由にプレイできるゲームです。
しかしその反面、とっつきにくさのあるゲームかもしれません。
だからこそ、体験版の配信は必要不可欠だと当初から考えていました。
もし、始めてブリガンダインをプレイする人、こういったゲームジャンルに不慣れな人で、
体験版が面白いと感じてくださった方は、きっと製品版でもお楽しみいただけると思います。
合う合わない含めて多くの方に触れていただくことが体験版の意義でもありますし、
本作の発売を待ってくださっている方々に対してはいちはやくゲームの中身をお見せして、
安心して製品版をお待ちいただけるようにと思いました。


それでは、体験版を遊んでくださった皆様からのメッセージのうち、すぐにお答えできる事を中心にご紹介と回答をします。


■「バトルマップの操作に慣れなかった/もっと快適にして欲しい」
これについては、操作方法によって改善できる部分がありますので、その一部を公式Twitterにて動画にまとめてご紹介しました。


操作方法①についてはこちら
操作方法②についてはこちら


特にLRボタンによる様々なシーンでのユニット切替えは、慣れると快適になるのでおすすめです。
また、左スティックの操作(マス指定やユニット指定)に慣れない方は、左スティックの代わりに方向ボタンでの操作をおすすめします。


■「バトルマップでユニットの見分けがしにくい」「キャラが小さい」
こちらは比較的多くいただいたご意見でした。
開発中もこの点は非常に深く議論して現在の仕様に至っていますが、以下の3つの操作をおすすめします。
・右スティックの上下による視点変更(近/中/遠)のうち、中にする
・ZLの両軍の色分け表示をたまに使ってみる
・乱戦や範囲魔法の時には右スティック押し込みで真上視点で見てみる
慣れや携帯モード/TVモードによる違いもあると思いますが、
携帯モードの場合は視点変更(中)がおすすめです。慣れてきたら視点変更(遠)にしてみるのは如何でしょうか。


■「操作性やレスポンスをもっと向上して欲しい」
こちらのご意見については、アップデートで何かできないかを含めて検討しています。
貴重なご意見をありがとうございました。


■「編成フェイズでの一括クエスト指示などができると良い」
編成フェイズにおける改善のご要望メッセージもいくつか頂きました。貴重なご意見ありがとうございます。
これに限らず、皆様のメッセージを可能な限り広くとらえ、全てを検討のテーブルに上げるようにしております。
その中でいくつかの点についてはアップデートによる対応を含めて検討してまいります。


■「バトルマップで敵軍と接敵するまでの移動が長い」
これは「どの戦場」なのかによっても印象は変わり、意図があって「拠点までの道のり」を表現している場合もあります。
また、体験版では敵国が進攻してこないため防衛戦はありませんが、製品版では頻繁に防衛戦が発生し、
その場合は自軍の接敵までの移動はそこまで多く発生しません。
本作では、この接敵するまでの距離が「行軍ルートの自由度」として機能します。
例えば2部隊が東西に分かれて拠点を挟み撃ちにしたり、得意地形を活用するような戦術的余地がこの「距離」から生まれるのです。
それでも、いちいちユニットを操作するのが面倒な場合は、オートや早送りの機能を使ってみてください。
製品版でもこのご意見が多かった場合は、オート機能へのアクセス改善などを検討したいと思います。


■「バトル(戦場)で苦戦した」「難しく感じた」
グスタファ神聖帝国の拠点ウォーレンで苦戦したというご意見は散見されました。
ウォーレンでは、皇帝の妹で強力な全体攻撃魔法を放つ「ジンジャー」や、彼女が従えるレベル20のバハムートが待ち構えています。
どこまでご参考になるかわかりませんが「私のおすすめの戦術」をご紹介します。


・自軍の部隊は、レベルの高い騎士とレベルの高いモンスターで構成してみてください。
「グラドス」「ジウ」「シズラー」でいかがでしょうか?特に「ジウ」の全体回復魔法は重宝します。
そして、レベルの高いモンスターをこの3人の部隊に編成してみてください。
ユニコーンやナイトメアといった回復魔法を使えるモンスターも入れておくと、より安全に戦えます。


・いざ戦場で接敵したら、レベル20のバハムートを倒そうとせず、その部隊のリーダーである「ジンジャー」を狙いましょう。
彼女を倒すと、バハムートを含めた彼女の部隊ユニットは退却します(もしかしたらバハムートを捕獲できます)


・「ジンジャー」のジェノフロスト、「フィンラル」のホーリーワードといった全体攻撃魔法への対処
大きなダメージを受けますが、ヒールで自軍ユニットのHPを回復しておけば、相手はMPが無くなって急に無力化します。


以上が私からのおすすめ戦術ですが、これはあくまで一例で、正解が存在しないのが本作の魅力でもあります。
例えば人によってはこういった戦術かもしれません…
・こちらの1部隊をおとりにして、もう1部隊がジンジャーの背後を狙う。
・ハンターの「イエナ」「テオドラ」と、モンスター「ケンタウロス」で弓特化型の部隊を作り、ジンジャーを狙い撃つ。
・そもそも初戦の勝利を目指さない。倒せる騎士とモンスターを倒して経験値を稼いだら撤退。その繰り返しで自軍を強化する。
・ゴーレムだけで勝利できるか?といった事をやってみる。
製品版であれば相手も侵攻してくるので
・こちらからは手を出さず、ウォーレンでは防衛することに専念して、ガイ・ムール共和国への進軍を進める。
・早い段階でバハムートを討ち取っておく方が後々楽なので、バハムートの討伐だけをまずは狙ってみる。
…などなど、プレイヤーが自由に考える攻略法は千差万別、時には勝利にこだわらず撤退することも戦術になります。
私も驚くような創造性に溢れた采配をする前作プレイヤーも多く、こういった他者のプレイを見るのも本作の楽しみ方のひとつではないでしょうか。


■「敵国の君主と戦いたかったが、戦えなかった」
製品版では君主との対決を楽しむことができますので、もう少々お待ちください。
そして、君主はとても強いので楽しみにしていてください。
本作の難易度モードは「EASY(簡単)」「NORMAL(普通)」「HARD(難しい)」の3段階ですが、
体験版ではEASYのみで遊べるようになっています。
このEASYでは、初めてブリガンダインで遊ぶ方や、本作のようなジャンルに不慣れな方でも遊びやすいように
敵国のAIの振る舞いを特殊な仕様にしています。
気付いた方もいるかもしれませんが、敵国の君主は前線の拠点に出てこずに、従えているモンスターも維持マナの消費を抑えるためカットします。
これはEASYでいきなり敵国の君主と戦い、苦戦してしまうことを避ける意図があります。
開発途中でテスターからのフィードバックを受けた際、
EASYでも「ゲーム序盤でルドに苦戦した!」「ルドが怖い!」という意見が多かったのが印象的でした。
こういった経緯から、ブリガンダインらしさを失わないギリギリのところまで難易度を調整したのがEASYです。
その一方で、コアなプレイヤーの方から「節の制限なくプレイしたい」というニーズや「節制限の有無と難易度を自由に決めたい」というご意見もありました。
これについては、以前のプロデューサーレターでも触れましたが、
どの難易度であっても、ゲームの終盤に節の制限なくクエストやバトルを繰り返すことができる仕掛けがあるので
高い難易度を求める方は迷うことなく「HARD(難しい)」で遊んでみてください。
しかし一方で「節の期限がなければ、限りなくレベルを上げられるから、そもそも高難易度ではない」という考え方もできます。
こういった事を総合的に踏まえたひとつのご提案が「チャレンジモード」です。
このモードでは「時間をかけてゆっくりやれば育成と強化が捗る」「拠点拡大を急げばスコアボーナスが得られる」という両面があり、
そのどちらを選ぶかは、プレイヤーの皆様次第で決めることができます。




以上で、体験版フィードバックについての回をおわります。
体験版を遊んでいただきまして本当にありがとうございました。
楽しいと感じていただけた皆様、製品版ではもっと楽しんでいただけるよう作りましたのでもう少々お待ちください。
まだ体験版を遊んでいない方も、ぜひ今からでもお試しください。


今回も読んでいただきましてありがとうございました。