シノビ族の首領デラの娘。
幼さを残す少女だが、その実力はシノビの中でも傑出している。
旧ハザム国のあった深山幽谷に森林城を構え、女だけで自治の道を
歩んできたシノビ一族の願いは自由を手にする事であった。
しかし、大陸の戦渦により失われていく一族の自由、
そして姉と慕うレイの死を目の当たりにしたタリアは、
一族に代々受け継がれてきた“自由のブリガンダイン”を身に纏い、戦うことを決意する。
真の自由を手にするために。

シノビ一族の“マザー”と呼ばれる首領であり、
黒魔術をもとに独自の進化を遂げたシノビ魔術の伝承者。
娘のタリアに深い愛情を注ぐが、
シノビの郷と厳格な掟を守るマザーとしての責務を何よりも重んじている。
一族を守る首領として、そして一人の母親として深い葛藤を抱えるデラを、
メデッサはいつも優しく包み込む。

シノビ族首領デラのよき理解者であり助言者。
その妖艶な美貌は戦場の敵軍騎士だけでなく、
モンスターをも惹きつけたと言われている。
メデッサの娘レイはマナ・サリージア法王国での任務中に命を落とし、
この悲劇によりタリアは挙兵を決意する。
そしてメデッサもまた、シノビ一族の自由のために、
タリアを支え共に戦う道を選んだのであった。

ヨーゼ率いる傭兵団の一員であり、
卓越した剣術と嗅覚により数々の修羅場をくぐりぬけてきた精鋭。
その生い立ちゆえか、性格は無愛想で大の女嫌いである。
しかし、生き延びることで精一杯であった過酷な環境の中でも、
自らが重んじるべき節義をシドは持っていた。
任務中に出会ったレイの覚悟ある死とその恩義に報いるため、
シノビ一族と共に戦うことを決意する。

シドの所属する傭兵団の頭。
マナ・サリージア法王国での任務遂行中にシドと目の当たりにした
レイの犠牲的な死に感銘を受け、シノビの郷を訪れる。
そして自由を求め決起するシノビ一族に賛同し、共に戦うことを決断する。
傭兵として大陸を渡り歩く過程で得た知見と、
様々な土地で戦い抜いてきた実戦経験は、
シノビ一族にとって大きな助力となるであろう。

野生動物バズウと妖精バレット族の混合種。
およそ人間とはかけ離れた風貌だが、タリアはその外見を気にする事はない。
タリアにとってトビーは身のこなしや体術の師であると同時に、
父性の温もりを感じさせてくれる特別な存在だ。
種族を超えた二人の絆はシノビ一族の戦いに大きな力をもたらすであろう。
トビーは子供が喜びそうなものを拾っては、よくポケットにしまい込んでいる。
残してきた二人の子供を気にかけているようだ…。