伝説の海賊キャプテン・ハーメットの末裔。
父であるミレルバ諸島連邦の代表議長ギニアム・ハーメットの指名を受け
“自我のブリガンダイン”を身に纏い、大陸制覇に乗り出した。
ステラにとって大海原と大陸にさほどの違いはない。即断即決の出たとこ勝負、
乱世ならば「奪われる前に奪うだけ」。
その行動原理は極めて明快だ。
性格は短気にして豪快、底抜けに陽気で二心なし。
海賊の若き女キャプテンは民からの信頼と期待を背に、笑みを浮かべて戦場へと向かう。

ステラ・ハーメットの幼馴染であり参謀役。
そしてミレルバ諸島連邦ではめったに見かけることがない教養ある常識人。
連邦警備騎士団きっての魔法使いであり、
ミレルバでは魔力において彼の右に出る者はいない。
温和で冷静、常に論理的な思考はステラと好対照であり、
それゆえお互いを相棒として信頼している。
趣味の骨董品収集と研究の過程で、偶然にも工房でウミマルを完成させ、
その日から彼の教育係となっている。

ミレルバ諸島連邦の裏社会を牛耳るマフィア「カフェリアン」のボス。
自身では義賊を気取っているが、悪事も相応にやっており、
ミレルバの挙兵に金の匂いを嗅ぎつけて参戦した。
義理と人情で繋がる人間関係を軽蔑しているものの、
人情の機微はわきまえており、
彼なりの理由を持って諸島連邦の一員として戦っているようだ。
ステラと顔を合わせると喧嘩になることが多いが、
意のままにならないステラを憎からず思っている。

ミレルバ諸島連邦の代表議長。
全身にマーメイドのタトゥーを入れていることから
「マーメイド・ギニー」と呼ばれている。
持ち前の豪腕と義理堅い人柄が尊敬を集め、代表議長になった。
しかし今では昼間からラム酒をあおり昔の武勇伝を語っている、
泣き上戸の酔っ払いである。
だが、ミレルバ随一の怪力はいまだに衰えておらず、
愛娘ステラのために戦場で大暴れする巨体は敵軍を圧倒するだろう。

プルートが蚤の市で買い集めた不可思議な部品を魔力で磨き、
つなぎ合わせて完成した機械人形。
自分のことを「オートマトン」と呼ぶが、
ステラやプルートはその言葉が意味する事も、何の言語かすらも理解していない。
その出生や構造は謎に包まれているが、マナの力で動いている事は確かなようだ。
プルートから貰ったおさがりのマントをはおり、
自分自身を皆となんら変わりのないルーンの騎士であると思っている。